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【市況】東京株式(前引け)=リスク回避売り優勢も押し目買いで下げ渋る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 5日前引けの日経平均株価は前週末比117円01銭安の1万8309円07銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億5992万株、売買代金概算は1兆909億8000万円。値上がり銘柄数は482、対して値下がり銘柄数は1383、変わらずは125銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、利益確定売りが優勢。イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票で反対派が勝利したことを受け改憲派のレンツィ首相が辞意表明し、これがリスク回避ムードを助長した。ただ、外国為替市場では1ドル=113円台後半の推移と対ドルでは円高が進んでおらず、売り圧力はそれほど大きくない。押し目に買い向かう動きもみられ下げ幅は限定的となっている。商いの厚みも維持されており、前場の売買代金は1兆円台に乗せている。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調、安永<7271>もストップ高目前まで買われた後、利益確定売りに押された。ディー・エヌ・エー<2432>が安く、大東建託<1878>なども下落した。GMOインターネット<9449>、オーイズミ<6428>などの下げも目立った。半面、任天堂<7974>がしっかり、住友化学<4005>も高い。日本アジア投資<8518>がストップ高に買われ、日本駐車場開発<2353>も物色人気化。東邦亜鉛<5707>、日本鋳鉄管<5612>が高く、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども値を飛ばしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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