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【経済】原油の減産合意から、今後の見通しは? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。


OPEC総会において8年ぶりに減産で最終合意したと報道されてから原油価格は上昇。1バレル50ドル以上をキープしています。
松永さんによると『NY原油の電子取引は、先週末終値より45セントほど下落しております。東京原油は、290円高付近で推移しております』とのこと。

今後については、今月10日に開催されるOPEC加盟国と非加盟国との産油国会合に、まずは注目が集まります。
松永さんは、『10日の会合では、OPEC非加盟国で日量60万バレルの減産を目指す予定となっております。すでにロシアが日量30万バレルの減産を表明していることから、ロシア以外のOPEC非加盟国で日量30万バレルの減産を目指すことになりそうです』との見解です。

すでに減産を表明しているロシアについては、『ロシア・エネルギー相のモロツォブ副大臣は2日、「ロシアは約30年ぶりの高水準となった11月の生産高を減産の起算点とする。11月の生産のピークは日量1123万1000バレルであり、12月には、日量1130万バレルにまで増加することが見込まれる」と述べております』とのことで、『ロシアは、2017年の前半にかけて最大で日量30万バレルの減産を徐々に実施することを表明しております。ロシアは、しばらく高水準な石油生産を続けそうです』と分析されています。

原油価格とともに、10日の産油国会合にも注目したいですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の12月5日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。


フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《FA》

 提供:フィスコ

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