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【経済】今週のマーケット展望「次のターゲットは大発会の寄り付き水準」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。

12月5日に配信されたマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」が掲載されました。今回は、その内容をご紹介していきますね。

ここ1ヶ月ほど、トランプラリーと呼ばれる相場展開が続いてきました。『米国株はダウ、S&P500、ナスダック、そして小型株指数であるラッセル2000まで4指数が同時に史上最高を更新する「スーパーフェクタ」を達成』、『日経平均も先週、終値で年初来高値を更新』しました。

しかし、こうしたトランプ相場も今週は一服。『目標達成感から一旦、自律調整に入るころだと思われる』と、広木さんはレポートに書いておられます。

ただ、こうした『調整はあくまで短期、一時的でその後は再び上値を追う展開になると思う』というのが広木さんの分析。
『次のターゲットは日経平均の年足が陽転する水準、1万8818円』だとのこと。大発会寄り付き水準であるこの1万8818円は『非常に重要な水準である』ということです。

一方欧州では、現地時間4日に行われたイタリアの国民投票で憲法改正案が否決され、首相が辞意を表明したと報道されていますね。
広木さんは、『否決はマーケットに相当織り込まれているし、否決となりイタリア国債が売られた場合はECBの買い支えも想定されているので、メインシナリオとしては大きな混乱はないものとする』としていますが、これに関連して8日に開催されるECB政策理事会が注目されると指摘。『足元のユーロ安や長期金利の上昇、そしてイタリアの結果を受けて、会合後の記者会見でドラギ総裁がどのような発言をするか注目したい』と伝えています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト 飯村真由

《FA》

 提供:フィスコ

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