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【市況】短期資金に振らされやすい展開に/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 2日のNY市場はまちまち。11月雇用統計は、非農業部門雇用者数が17.8万人増と概ね予想に一致し、失業率には改善が見られた。想定通りの内容であったことから株価への影響は限られ、寄付き後からもみ合う展開となった。その後は、4日に実施されるイタリアの国民投票を見極めたいとの思惑もあり、小動きとなった。ダウ平均は21.51ドル安の19170.42、ナスダックは4.54ポイント高の5255.65。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の18365円。
 イタリア国民投票は出口調査で「否決優勢」と伝えられている。為替相場は不安定な動きをみせており、短期筋の売り仕掛け的な動きが強まる可能性がありそうだ。日経平均は1日の長い上ヒゲ陰線によりピーク感が意識されていたこともあり、利食いが強まりやすいところではある。
 ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内での推移が続いていたが、+1σを下回ってくる可能性がありそうだ。波乱の展開が意識されるなか、週間形状で11月半ばに空けているマド(17967-18106円処)を埋めてくる流れも警戒しておく必要がありそうだ。ただし、週明けの欧米市場野動向を見極めることになるが、イタリア国民投票が通過し、市場の落ち着きがみられるようだと、改めてトランプ政権に対する期待等から物色意欲が強まることになろう。18000-18400円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 18400円-下限 18000円

《TM》

 提供:フィスコ

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