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【市況】NY株式:ダウは21ドル安、イタリア国民投票を控えて様子見ムード

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

2日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は21.51ドル安の19170.42、ナスダックは4.54ポイント高の5255.65で取引を終了した。11月雇用統計は、非農業部門雇用者数が17.8万人増と概ね予想に一致し、失業率には改善が見られたが、想定通りの内容であったことから株価への影響は限られ、寄付き後から揉み合う展開となった。4日に実施されるイタリアの国民投票を見極めたいとの思惑もあり、小動きとなった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や不動産が上昇する一方で自動車・自動車部品やメディアが下落した。

銃火器メーカーのスミス&ウェッソン(SWHC)は11-1月期の業績見通しが予想を下振れ、大幅下落。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はシュルツCEOの退任を発表し、軟調推移。一方で、インターネットラジオのパンドラ・メディア(P)は身売りに前向きとの報道を受け、大幅上昇。モバイル決済のスクエア(SQ)はドイツ銀行による投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。

イタリア国民投票は、Brexitや米大統領選ほどではないものの、政治的・経済的混乱による先行き不透明感が長期的に米株式市場への重しとなることも想定される。週明けは株価が大きく変動する可能性もあり、注意が必要だ。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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