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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2016年12月2日

 今週の日経平均終値は18426円08銭、前週末比44円86銭高でした。

 日経平均は週間で4連騰となりましたが、今週の週足は陽線ながらも上ヒゲが長く、買い方もやや攻め込み過ぎた様子を窺わせています。円相場が1ドル=114円80銭まで一気に下落したことで日経平均も勢いよく吹きましたが、さすがに直前の3週間で1500円も上げていただけに、目先伸び切ってしまった感は否めません。相場としては115円程度の円安まではひとまず織り込んだようなので、今週の高値(1万8746円)はちょっとした上値のポイントとなるかもしれません。目先は1万8500円を挟んで上下数百円の範囲でもみ合う展開が予想されます。一方、これだけの変化を起こした市場が1カ月程度の短期で終わる可能性も低く、日経平均が1万8000円台でもみ合っている間に値固めを完了させたら、1万9000円を目指す動きに再び戻って行くと考えます。これには115円を超える円安とトランプ氏を中心とした周辺からネガティブな発言が出ないことが条件ですが、日経平均が中長期の流れで基調的な強さを得た可能性は高いと思います。今晩の米雇用統計や4日のイタリア国民投票で多少の動きは出るでしょうが、押し目買い基調は続きそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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