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【経済】中国:原油生産量が大幅減、国際価格下落と経済成長鈍化で


中国で今年、原油の生産量が大幅に減少している。10月末時点の原油在庫(備蓄を除く)は、前月末比で1.89%縮小した。国際価格の下落に加え、国内の経済成長鈍化によるエネルギー需要の減少が響いた形だ。毎日経済新聞が11月30日付で伝えた。
国内の原油生産量は今年1~9月、前年同期比で6%以上減少した。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)など石油大手3社も同時期の川上部門は全面的な赤字を強いられ、油田開発や探査などへの投資を減らしている。
国内の生産減少によって、原油と石油製品の輸入は増加した。今年1~10月の輸入量は前年同期比13.57%増。ガソリンやディーゼル油など石油製品の輸入量は37.4%増で、2015年通年の実績をすでに上回った。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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