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2016年12月02日16時31分

【市況】イタリア通過で年末相場を意識【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

2日の日経平均は反落。87.04円安の18426.08円(出来高概算28億3000万株)で取引を終えた。原油高が材料視されるも、円安が一服するなか、利益確定の流れが先行した。米雇用統計やイタリアの国民投票を控えていることも、手掛けづらくさせた。しかし、メガバンクがプラス圏での推移が続くなど、海外勢による買いが観測されるなか、底堅さが意識された。午後に入り下げ幅を広げる場面も見られたが18300円は割り込まず、大引けにかけて18400円を回復するなど、下げ渋りをみせていた。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めていた。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも下げていたが、相対的に大型株指数の底堅さが意識される。セクターでは銀行、証券、海運、パルプ紙、保険、鉄鋼が上昇。一方で、食料品、その他製品、ゴム製品、機械、金属製品、陸運、小売、精密機器が一服。

まずは米雇用統計が注目されるが、非農業部門雇用者数が前月比18万人増、失業率は4.9%と予想されている。前哨戦となるADP雇用報告のほか、ISM製造業景況指数等が堅調となるなか、堅調な結果により12月利上げを後押しする格好が想定される。また、イタリアの国民投票では、波乱の展開も意識されるが、市場ではブレグジットとドナルド・トランプ氏の次に来るのはイタリアとの見方もされている。既に警戒感が強まっているなか、乱高下があったとしても、その後のアク抜けが意識されそうだ。次第に年末相場を意識した先高観が高まってこよう。

《AK》

 提供:フィスコ

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