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【市況】米国株見通し:トランプ物色続くなか、利益確定の動きも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2195.75(-3.00) (17:25現在)
ナスダック100先物 4808.75(-3.00) (17:25現在)

17:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは5ドル安程度で推移。欧州は小幅ながらも全般下落して推移している。

昨日はOPEC総会での減産合意を受けて原油相場が大幅上昇となったほか、堅調な経済指標の発表が材料視された。ただし、原油相場は節目の50ドルには届かず、やや材料出尽くし感が台頭しそうである(本日のアジアタイムでの時間外取引では一時50.24ドル)。

経済指標では新規失業保険申請件数、ISM製造業景気指数、建設支出が予定されている。週末には雇用統計が控えているが、これまで発表された指標等からは、警戒感は強まらず、反対に12月利上げを後押しする内容になりそうだ。

もっとも、米株式市場の関心はイタリアの国民投票に移っている。イタリア政府は憲法改正の是非を問う国民投票を12月4日に実施する。ブレグジットとドナルド・トランプ氏の次に来るのはイタリアとの見方もされている。英国、米国に続く次の舞台としてイタリアの国民投票に注目が集まるなか、慎重姿勢が強まる可能性がある。トランプ物色は続くものの、利益確定の流れが強まりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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