【特集】ラクス Research Memo(9):人材リソースと認知拡大に投資強化
ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ラクス<3923>の成長戦略
(2)次世代主力サービス「楽楽精算」への集中投資
今後の成長に向けて人材の増員とマーケティングの強化への投資を増加させる。2017年3月期の全社人件費は2,699百万円(前期比381百万円増)を計画する。営業・サポート・開発における人材の増強を行い、「楽楽精算」向けにより多くのリソースを振り向ける。
2017年3月期の全社広告宣伝費は518百万円(前期比153百万円増)を計画する。そのうち「楽楽精算」の認知度の更なる向上に向け、TVCM費用約1.9億円を計上予定である。同サービスは中小・中堅企業の経理担当者がメインターゲットとなるが、導入プロセスの中で経営者を始めとする幹部社員の後押しが重要であり、彼らの認知向上も狙いとなる。上期に行った首都圏でのTVCMの効果を見ながら、下期はより費用対効果の高い方策を検討する予定だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
《HN》
提供:フィスコ