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【経済】米国雇用統計:10月の振り返りと11月のポイント「12月利上げは確定か?」、住信SBIネット銀行(三井智映子)

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは。フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

米国では11月の利上げが見送りとなり、12月利上げはほぼ織り込まれたとの報道もされています。トランプノミクスで米株高、円安ドル高が進行している中、今回の雇用統計発表は、いったいどのような内容になるのでしょうか。

住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、以下のように今回の発表内容を予想しています。

同レポートによれば、『2日に発表される米雇用統計(11月)は、非農業部門就業者数が前月比+17.5万人と10月(同+16.1万人) から拡大して、堅調な結果になると予想されています』とのこと。
『調査の週にあたっていた11月第2週の新規失業保険申請件数が4週平均で25.2万人と10月の25.8万人から小幅に減少したこともあって、前回を上回る結果が期待されています』

また前回の結果から鑑みて、『10月分の就業者数がハリケーンの影響から減少していたため、反動増もあるとの指摘や年末商戦に向けた配送サービス分野での大量採用の可能性もあることから、予想を上振れることもありそうです』との分析も示しています。

今回の雇用統計発表が終わると、利上げの是非を巡る12月のFOMCに市場の関心は集まっていきますが、『12月13~14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)は、大統領選後の12月利上げ織り込みが100%に近づいていることもあり、余程の大幅な落ち込みでもない限り、利上げの可能性は高いため、今回は米国雇用情勢の底堅さを確認する意味合いが強くなりそうです』と、同レポートは伝えています。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《FA》

 提供:フィスコ

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