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2016年12月01日05時00分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

UACJ <日足> 「株探」多機能チャートより

■UACJ <5741>  330円 (-20円、-5.7%)

 東証1部の下落率2位。UACJ <5741> が大幅続落。29日の取引終了後、米子会社とタイ子会社であわせて約550億円大型設備投資を行うと発表しており、財務体質の悪化を警戒した売りが出た。今回の大型設備投資は世界的な缶材需要の拡大や北米や欧州での自動車用パネル材の需要増に対応するもので、タイ子会社のラヨン製造所に約370億円、米子会社のトライ・アローズ・アルミニウム(TAA)に約180億円を投じ生産能力を増強する。会社側では「投資採算性は十分に期待できる」としているが、「設備投資資金は、自己資金を中心に必要に応じて金融機関などから調達する予定」とあり、財務負担増への警戒につながったようだ。

■イーレックス <9517>  2,932円 (-138円、-4.5%)

 東証1部の下落率10位。イーレックス <9517> が大幅続落。30日朝方に提出された大量保有報告書(変更報告書)で阪和興業 <8078> の保有割合が9.13%から6.48%に低下したことが明らかになっており、今後の需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。

■アスクル <2678>  4,115円 (-115円、-2.7%)

 アスクル <2678> が4日続落。同社は29日取引終了後、11月度(10月21日-11月20日)の月次売上高(単体ベース)を発表、前年同月比2.3%増の261億8600万円と今期(6月~)に入り6ヵ月連続で前年実績を上回った。ただ、主力分野のBtoB事業が1.3%減と低調で全体の月次伸び率も今期最低だった。前年と比べ稼働日数が1日少ない点は考慮されるが、伸び率鈍化を嫌気する売りが優勢となった。

■ドウシシャ <7483>  2,064円 (-42円、-2.0%)

 ドウシシャ <7483> が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が29日付で投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を2300円から2140円へ引き下げたことが弱材料視された。第1四半期は順調なスタートだったが、第2四半期に家電量販店向けの時計を中心に販売が減速したことを受けて、同証券ではインバウンド向けの販売が減速基調にあると判断。17年3月期下期は厳しい状況が続く可能性が高いとして、営業利益を94億円から84億円へ下方修正している。

■オリックス <8591>  1,781.5円 (-19円、-1.1%)

 オリックス <8591> が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が29日付で投資判断を「オーバーウエイト」から「ニュートラル」とし、目標株価を2400円から2100円へ引き下げたことが弱材料視された。鈍化傾向にあるサービス収入の下方修正を主因に、17年3月期の営業利益予想を3670億円から3480億円へ、18年3月期を同4210億円から3930億円へ下方修正したことが要因。また、ROEが停滞局面入りする見方に変更したことによる適用PBRの倍率下方修正や、予想BPSの基準時点の17年3月期末から18年3月期末への変更なども目標株価の引き下げにつながったという。

※30日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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