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2016年11月30日11時45分

【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、アコーディア、UACJなど

中国電 <日足> 「株探」多機能チャートより

メガバンク
総じて伸び悩み。UBS証券では各社の投資判断を揃って格下げしている。三菱UFJと三井住友FGは「バイ」から「ニュートラル」に、みずほFGは「バイ」から「セル」に格下げしている。米大統領選後に邦銀株が米銀株を凌駕する上昇となったことには合理性が乏しいと考えており、現在の株価は過度な期待を織り込んでいると判断しているようだ。

中国電力<9504>:1327円(前日比+64円)
大幅続伸。発行済株式数の約5%に当たる1825万株、280億円を上限とする自己株式の取得を発表している。取得期間は12月1日から22日までと短期間だが、立会外取引を含む市場買い付けとしていることで、過度な需給期待は高まらないが、一株当たりの価値向上につながっていく。財務体質悪化の懸念はあるものの、想定外の自社株買いアナウンスにポジティブな反応が先行へ。

日本エスコン<8892>:398円(前日比+63円)
急伸。前日に新配当政策を発表している。配当金は前年度配当金を下限として、原則「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」とするようだ。また、1部指定替えの記念配当として、今12月期末配当金は12円から14円に引き上げるとしている。さらに本日は、いちご株式会社との業務提携に基づくホテル開発案件の売却及び商業底地案件の取得も発表している。

アダストリア<2685>:3280円(前日比+220円)
大幅続伸。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3500円から4000円に引き上げている。バリュエーションの割安感が顕著であること、市場予想を上回る業績が見込まれることなどを背景としているもよう。足元の円安は原価上昇となるが、来上期までの悪影響は限定的とみている。なお、11月の月次動向などにも期待が先行へ。

アコーディア<2131>:1199円(前日比+164円)
急伸。投資ファンドのMBKパートナーズが約1500億円で買収すると発表している。TOBを実施して完全子会社化するとしており、TOB価格の1210円にさや寄せする動きに。TOB期間は本日から来年の1月18日までとしている。7月にはMBKが約1600億円で買収と報じられたが、8月には株価上昇で買収断念と伝わっていた。

UACJ<5741>:325円(前日比-25円)
大幅続落。タイと米国で550億円を投じて、海外生産能力を4割増強させると発表している。積極投資で海外2強との差を詰めていく方針。同発表を受けて、投資負担の増大を警戒視する動きが先行しているもよう。設備投資資金は自己資金中心としているもようだが、財務体質は強固でなく、金利が上昇基調にもあるため、バランスシート悪化が意識されている。

エボラブルA<6191>:1943円(前日比+191円)
急反発。東証1部への市場変更に向けた流動性向上を目的に、大石会長及び吉村社長の資産管理会社が29日付で計72万株(発行済株式総数の4.3%)を売却したと発表している。市場への影響に鑑みブロックトレードにて売却したという。同社はマザーズから本則市場への変更申請を17年9月期中を目標に行うと従前に公表している。

アズジェント<4288>:627円(買い気配)
ストップ高買い気配。イスラエルのKaramba Security Ltd.と販売契約を締結し、Karamba社のコネクテッドカー用セキュリティ「Carwall」並びにIoT用セキュリティ「IoTwall」の取扱いを開始すると発表している。「Carwall」「IoTwall」は、世界の自動車メーカーに限らず、関連機器メーカーやOSプロバイダ、IoT機器メーカーなど他の業界からも注目されており、現在複数の自動車メーカー等で評価が行われているという。

《KS》

 提供:フィスコ

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