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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は小幅に3日続伸、終始プラス圏で推移し終盤に上げ幅を縮小させた

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 62855.50 -2.97%

29日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1868.98ポイント安(-2.97%)の60986.52で取引を終えた。62858.77まで上昇した後、一時60979.55まで下落した。

原油や鉄鋼、大豆など商品価格の下落が圧迫材料となり、ウエートの高い資源銘柄に売りが広がった。商品の輸出がブラジルの輸出全体の5割以上を占めているため、商品価格の下落がブラジル経済への打撃が大きいと指摘された。また、通貨レアル安の進行も資金の流出懸念を強めた。ほかに、予算案をめぐる上院での投票を控え、見極めるムードも強い。

【インド】SENSEX指数 26394.01 +0.17%
29日のインドSENSEX指数は小幅に3日続伸。前日比43.84ポイント高(+0.17%)の26394.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.25ポイント高(+0.19%)の8142.15で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。金融や不動産、自動車セクターに買いが広がったことが指数をサポート。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。

【中国本土】上海総合指数 3282.92 +0.18%
29日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.92ポイント高(+0.18%)の3282.92ポイントと4日続伸した。今年1月6日以来の高値を連日で切り上げている。

人民元相場の不透明感が後退する。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定。上海外国為替市場でも元高の動きが鮮明化するなか、元安に伴う資金流出の懸念が薄らいだ。中国の景気期待も根強い。

《NH》

 提供:フィスコ

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