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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

TOTO <日足> 「株探」多機能チャートより

■TOTO <5332>  4,425円 (-100円、-2.2%)

 TOTO <5332> が反落。ドイツ証券が28日付で投資判断「セル」を継続しつつ、目標株価を3415円から3260円へ引き下げたことが弱材料視されている。9月中間期営業利益が会社側の従来予想205億円に対して195億円で着地し、通期会社計画を510億円から480億円へ引き下げたことを受けて、同証券でも通期予想を473億円から464億円へ引き下げたことが要因。現状の個人消費の落ち込みから、会社側の国内事業の売上高計画は依然として楽観的な前提であると指摘している。

■クスリアオキ <3549>  4,965円 (-85円、-1.7%)

 クスリのアオキホールディングス <3549> が反落。28日の取引終了後に発表した月次営業速報で、11月度の既存店売上高は前年同月比3.1%増となり、20ヵ月連続で前年実績を上回ったが、前月の同8.5%増から増加率が低下しており、売り上げ失速を警戒した売りに押されているようだ。

■カルビー <2229>  3,475円 (-40円、-1.1%)

 カルビー <2229> は軟調。大和証券は28日、同社株の投資判断を「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き下げた。また、目標株価も5100円から3900円に引き下げている。第2四半期(7~9月)の連結営業利益は66億円(前年同期比1%減)だったが、この結果は同証券予想(68億円)を下回っており、印象は「ネガティブ」と指摘。北海道の台風被害によりジャガイモの収穫に遅れが出たことや、北米事業の販売回復が遅れていることが業績悪化要因となった。同証券では、特に北米事業の回復には時間がかかるとみている。このため、17年3月期の営業利益を従来予想の325億円から300億円(会社予想310億円)に引き下げたほか、18年3月期の同利益は375億円から350億円に見直している。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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