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【市況】明日の株式相場見通し=OPEC総会前に手控え、方向感に乏しい値運びに

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(30日)の東京株式市場は、同日にウィーンで開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めたいとのムードから買い手控え姿勢が強まり、日経平均株価は続落となりそうだ。OPEC総会で正式に減産合意が打ち出されれば、原油価格の上昇が見込まれ、米国株上昇の支援材料となりそうだ。

 市場関係者からは「先週末までの2週間にわたる一本調子の上昇局面の後だけに、適度なスピード調整を歓迎している向きもある。ただ、外国為替市場では、1ドル=112円を挟んでのもみあい推移となっており、日経平均株価も方向感に乏しい値運びが続きそうだ」との見方が出ていた。

 29日の東京株式市場は売り優勢となり、終日マイナス圏で推移した。しかし、売り一巡後は押し目買いも入り、後場後半は下落幅を縮小する展開となった。日経平均株価終値は、前日比49円85銭安の1万8307円04銭と続落した。

 日程面では、10月の鉱工業生産指数速報値、10月の新設住宅着工、28日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、OPEC総会、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米10月の個人消費支出、ユーロ圏11月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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