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【材料】本日の注目個別銘柄:アジア投資、古河電工、JR九州など

日本CMK <日足> 「株探」多機能チャートより

<6958> 日CMK 592 +15
続伸。25日に説明会を開催、18年4月までにタイ工場の能力を30%増強する方針を発表しているが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではポジティブと評価しており、評価の高まりにつながっているようだ。タイは9 月末で期初比30%能力増強を計画通り完了しているが、旺盛な需要に対応するため更に30%の増強を決定している。生産能力増強が業容拡大に直結すると期待。

<6756> 日立国際 2293 -20
大幅反落。UBS証券では、目標株価を1900円から2300円に引き上げているものの、投資判断は「バイ」から「ニュートラル」に格下げしている。サムスンを中心とした 3D-NAND投資拡大、親会社の日立による 100%子会社化の可能性など、想定していた株価上昇要因は株価に織り込まれたと判断したのもよう。バリュエーションは過去最高水準となり、更なる株価上昇は説明できなくなったと。

<3107> ダイワボウHD 313 +17
賑わう。新潟県の関川村で鳥インフルエンザウイルスが確認されたと伝わっている。青森県でも食用アヒルから鳥インフルエンザの陽性反応が出ている。政府では首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置しているようだ。インフルエンザの流行期入りもあって、インフルエンザ対策関連では中心的な存在となる同社に短期資金の関心が向かっているもよう。

<9142> JR九州 3005 -20
続落。上場後1ヶ月を経過したことで、アナリストの新規カバレッジの動きが多くなっている。昨日は野村證券が3800円目標で、モルガン・スタンレーMUFG証券が4400円目標で新規に「買い」推奨としていたが、本日もJPモルガン証券が3600円目標、メリルリンチ日本証券が3450円目標で新規買い推奨している。ただ、大引けでTOPIXイベントを控え、その後の需給妙味後退を意識する動きにも。

<5801> 古河電工 3495 +130
大幅続伸で年初来高値を更新。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も3250円から4000円に引き上げている。世界的な光ファイバ関連製品の需要の好調が18.3期も続く確度が高まっており、迅速に能力を増強している同社の情報通信の見方を上方修正しているもよう。18.3期営業利益は335億円から395億円に上方修正、市場予想を大幅に上回る水準に。

<8518> アジア投資 704 +100
連日の急伸。投資先のアクセスブライドが大ヒット作品『君の名は。』の中国市場における興行権、テレビ放映権、インターネット権を獲得していることが材料視され、人気化していたが、本日は投資先のエルテスがマザーズ市場に新規上場、買い気配値を切り上げていることで、投資収益の拡大期待も高まる展開になっているもよう。

<6273> SMC 32800 +250
堅調。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げしている。今上期決算を受けて、コスト抑制および空気圧機器の販売数量増加を通じて円高の影響を乗り越える力があることが示されたと評価している。2017年の半導体大手の強気な設備投資計画からも恩恵を受けるとし、17.3期営業利益はコンセンサスを6%、18.3期は14%上回ると予想しているようだ。

メガバンク揃って切り返し堅調な動きに。前日は海外投資家のバスケット買い観測などから強い動きとなり、全体相場の下げ渋りに寄与したが、本日は米国金融株安の流れを受けて売り先行でスタートした。ただ、依然として先高期待は高く、本日も押し目買いが優勢と想定以上に底堅い動きに。JPモルガン証券(JPM)では、三菱UFJと三井住友FGの目標株価をそれぞれ引き上げているもよう。

《XH》

 提供:フィスコ

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