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2016年11月29日15時41分

【経済】中国:「新鮮な空気」が新興ビジネスに、価格は一呼吸で19円換算


大気汚染が深刻化する中国で、“新鮮な空気を売る”という新興ビジネスがインターネット通販を中心に盛り上がっている。「国産」または「海外産」の清浄な空気を容器に入れて販売するというもの。1商品当たり5~200人民元(81~3239円)で売られている。ニュージーランドから輸入された「空気ボトル」に至っては、7.7リットル入りのボトルで1本699人民元の高額だ。説明書には「180回使用できる」とあり、「1呼吸」当たり1.2人民元(約19円)を支払う計算という。北京青年報が29日付で伝えた。
これらの「空気ボトル」は、ペットボトルに空気を入れただけの簡易商品から、酸素マスクならぬ「空気マスク」が付属品としてつく圧力容器に入った仰々しい商品まである。「新鮮な空気」は、国内では「国家環境保護モデル都市」に指定される山東省威海市で収集。英国、カナダ、ニュージーランドなど、大気汚染のない海外でも集められたとされる。
しかしこうした商品について専門家は、製造元、生産地、生産許可証がない「三無商品」に属すると問題を提起。産地偽装の可能性も指摘し、安易に購入しないよう消費者に注意喚起している。
さらに「空気ボトル」は、品質保持期限があいまいだ。「封を切らなければ半永久的に品質が保持される」と説明する商品がある一方、「1年」と定めるものもある。あるネット店主は「空気ボトル」について、「特にどういった効果があるわけではない。目新しいだけだ」と開き直って解説した。このネット店舗は、カナディアンロッキーのきれいな空気をボトルに詰めて販売しているカナダの新興企業「バイタリティー・エア」の商品を取り扱っている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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