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【市況】29日の株式相場見通し=欧米株安と円高を嫌気して売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京株式市場は、前日のNYダウ平均株価が5日ぶりに反落するなど、欧米株式市場の軟調推移に加え、外国為替市場での円高・ドル安傾向を嫌気して、売り先行のスタートとなりそうだ。29日早朝の外国為替市場では、1ドル=111円70銭台での推移となっている。

 28日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比54.24ドル安の1万9097.90ドルと5営業日ぶりに反落した。ダウ平均株価が4日連続で過去最高値を更新した後だけに、短期間での急上昇の反動で利益確定の売りが先行した。また、30日の石油輸出国機構(OPEC)総会開催を前にして、その結果を見極めたいとして買いが手控えられた。ナスダック総合株価指数は、前週末比30.108ポイント安の5368.812と反落した。

 日程面では、オリジナルバッグ、財布などの企画・販売のスタジオアタオ<3550>、リスク検知に特化したビックデータ解析によるソリューションを提供するエルテス<3967>、3Dプリンターおよび砂型鋳造による試作品、各種部品・商品の製造、販売を手掛けるJMC<5704>の3社がいずれも東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、10月の完全失業率・有効求人倍率・家計調査・商業動態統計速報、10月の乗用車8社の生産・輸出実績に注目。海外では、米7~9月期の国内総生産(GDP)改定値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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