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【材料】アイロムが3日連続ストップ高、「やせる細胞」の量産技術開発を引き続き材料視

 アイロムグループ <2372> が3日連続でストップ高まで買われている。日経新聞が17日付で「臨床試験(治験)支援大手のアイロムグループと国立国際医療研究センター研究所は、脂肪を燃やすヒトの『褐色脂肪細胞』の量産技術を開発した」と報じたことが引き続き買い材料視された。

 報道によると「iPS細胞などの幹細胞から遺伝子操作技術を使わず体内の環境に近い状態で培養できるためリスクが低く、肥満などの幅広い治療法開発や創薬につながる。他の製薬会社に技術提供してライセンス収入を得る考え」という。

 報道を受けて、肥満治療につながる画期的な技術の開発による将来的な業績への寄与に期待する買いが続いている。なお、17日朝、同社は日本と米国で同技術の特許を取得したと発表。特許取得で同技術の知的財産を確立し、今後の事業化による収益拡大を目指すとしている。株価は300円ストップ高の1691円買い気配で、連日年初来高値を更新した。

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