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【材料】トーカイ---第2四半期累計決算は増収増益で着地、通期の利益計画を上方修正

トーカイ <日足> 「株探」多機能チャートより

トーカイ<9729>は11月11日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。売上高が前年同期比1.5%増の517.92億円、営業利益が同10.3%増の37.07億円、経常利益が同9.5%増の37.94億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.9%増の25.37億円で着地した。期初公表値に対しては、売上高が6.20億円下振れたものの、営業利益が9.84億円、経常利益が9.84億円、四半期純利益が6.88億円それぞれ上振れた。

主力の健康生活サービス(病院・介護福祉施設向け寝具類のレンタルや在宅向け介護用品のレンタル、クリーニング設備製造など)の売上は堅調に推移したものの、診療報酬改定のマイナス影響などで調剤サービスの売上が減少。全体の売上高は前年同期比で増収を確保したが、期初公表値を下回る結果となった。一方、利益面では健康サービスの売上増が寄与。レンタル資材の投入費用の一部が下期にズレたことや、原油価格下落に伴う燃料費の減少なども利益の押し上げ要因となった。

同社は10月24日、第2四半期累計決算の発表に先立って2017年3月期通期の業積予想を修正。第2四半期までの業況を受けて売上高を従来予想の1060.43億円→1043.73億円(前期比1.1%減)に引き下げる一方、営業利益を66.47億円→71.66億円(同4.6%減)、経常利益を68.23億円→73.54億円(同4.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益を45.01億円→48.84億円(同6.5%減)にそれぞれ引き上げた。

《TN》

 提供:フィスコ

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