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【材料】ダイコク電機---第2四半期累計決算は減収減益の着地、通期では増収・黒字転換を見込む

ダイコク電 <日足> 「株探」多機能チャートより

ダイコク電機<6430>は11月11日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。売上高が前年同期比16.7%減の201.87億円、営業利益が同25.7%減の6.05億円、経常利益が同22.0%減の7.06億円、四半期純利益が同21.9%減の3.29億円で着地した。期初公表値に対しては、売上高が13.13億円下振れたものの、営業利益が4.05億円、経常利益が5.06億円、四半期純利益が2.09億円それぞれ上振れた。

パチンコ業界の新店・改装店舗数が減少傾向を辿る厳しい環境の中、情報システム事業の商品販売が苦戦。制御システム事業も、パチンコ遊技機メーカーのリリース計画変更に伴って複数機種に期ズレが発生し、減収を余儀なくされた。売上減の影響をコスト削減などで吸収しきれず、利益面も大幅な減益となった。ただ、情報システム事業で新型情報公開端末「REVOLA」の販売が好調だったことや販売管理費の一部が下期にズレ込んだこと、制御システム事業で自社が携わった機種の販売台数が好調に推移したことなどにより、利益面では期初公表値を上回ることができた。

2017年3月期通期では売上高が前期比6.4%増の500.00億円、営業利益が10.00億円(前期は8.94億円の赤字)、経常利益が10.00億円(同7.49億円の赤字)、当期純利益が6.00億円(同16.76億円の赤字)を計画。通期計画に対する営業利益の第2四半期までの進捗率は60.5%となっており、通期計画の達成に向けて業積は順調に推移していると考えられる。

《TN》

 提供:フィスコ

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