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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は4日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まる

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 59657.46 +0.80%
14日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比473.95ポイント高(+0.80%)の59657.46で取引を終えた。59961.38まで上昇した後、一時58322.32まで下落した。

連日の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが活発となった。また、通貨レアルの下落に伴う外資の流入が加速していることも指数をサポート。一方、指数の上値は重い。景気回復が予想以上にかかるとの観測が嫌気された。また、今年の成長予想が下方修正されたことも足かせに。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2016年のブラジルの成長率が前週に予想した-3.31%から-3.37%に下方修正された。
【ロシア】MICEX指数 2021.99 -0.49%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比9.93ポイント安(-0.49%)の2021.99で取引を終了した。2047.03から2017.22まで下落した。

原油価格の下落が資源銘柄の売り手がかりなった。イランの増産やドルの上昇を受け、NY原油価格は8週ぶりの安値を更新。また、欧州連合(EU)当局がロシアへの強硬姿勢を継続すると発言したことも嫌気された。ほかに、トランプ次期大統領に対する期待がやや薄れていることが足かせになった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3210.37 +0.45%
14日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比14.33ポイント高(+0.45%)の3210.37ポイントと3日続伸した。約10カ月ぶりの高値を更新している。

市場活性化の期待が続く。深セン・香港間の相互取引が近くスタートする??との観測が高まっている。売買代金がこのところ増加傾向にあるだけに、株価の先高観も強まった。上海A株市場の売買代金は、今月2日以降、2000億人民元台を回復して推移。14日は概算で3400億人民元を突破している。人民元安の進行などを嫌気して朝方は弱含んだものの、買いが徐々に優勢となっている。

《CS》

 提供:フィスコ

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