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【市況】14日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と3日続伸、「一帯一路」関連に買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

14日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比14.33ポイント(0.45%)高の3210.37ポイントと3日続伸した。約10カ月ぶりの高値を更新している。上海A株指数も上昇し、15.04ポイント(0.45%)高の3361.35ポイントで引た。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.43ポイント(0.12%)高の353.39ポイント、深センB株指数は0.13ポイント(0.01%)安の1171.77ポイントで終了した。

市場活性化の期待が続く。深セン・香港間の相互取引が近くスタートする??との観測が高まっている。売買代金がこのところ増加傾向にあるだけに、株価の先高観も強まった。上海A株市場の売買代金は、今月2日以降、2000億人民元台を回復して推移。14日は概算で3400億人民元を突破している。人民元安の進行などを嫌気して朝方は弱含んだものの、買いが徐々に優勢となっている。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。ゼネコンの中鉄二局(600528/SH)がストップ高した。「一帯一路」戦略が加速するとの思惑が支援材料だ。需要増の期待で、素材関連株の一角もしっかり。鉄鋼大手の宝鋼(600019/SH)が3.2%上昇した。非鉄の江西銅業(600362/SH)は6.0%高と連日で急伸。約1年半ぶりの高値を切り上げた。金融株や不動産株、石油や石炭のエネルギー関連株、海運株なども上げが目立つ。

(亜州IR)

《MT》

 提供:フィスコ

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