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【通貨】東京為替:ドル堅調、日本株高で買い継続

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

14日午前の東京外為市場では、ドル・円は堅調地合いとなった。日本株の上昇基調を背景にドル買いが続いた。
ドル・円は朝方106円47銭を付けた後、日経平均株価の上げ幅拡大を受け107円台に水準を切り上げた。その後発表された中国の経済指標が予想を下振れ、ドルは上昇一服。


ただ、米トランプ次期政権への期待を背景としたドル買いは継続し、上値メドとなっていた7月高値107円49銭を上抜け、さらには節目108円台を目指す展開となっている。



ランチタイムの日経平均先物は引き続き堅調地合いで、目先の日本株高継続を見込んだドル買いが入りやすい。一方で過熱感もあり、107円後半では売り買いが交錯して方向感は出にくいだろう。

ここまでのドル・円の取引レンジは106円74銭から107円59銭、ユーロ・円は115円56銭から116円01銭、ユーロ・ドルは1.0773ドルから1.0840ドルで推移した。



【要人発言】
・黒田日銀総裁
「(短期金利に関し)さらに押し下げることも、将来上げる可能性もある」
「世界経済、国際金融市場の不確実性が高い状況は続く」

【経済指標】
・7-9月期GDP1次速報:前期比年率+2.2%(予想:+0.8%、4-6月期:+0.7%)
・中・10月鉱工業生産:前年比+6.1%(予想:+6.2%、9月:+6.1%)
・中・10月小売売上高:前年比+10.0%(予想:+10.7%、9月:+10.7%)

《MK》

 提供:フィスコ

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