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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:トヨカネツ、東京精、郵船

トヨカネツ <日足> 「株探」多機能チャートより
■トーヨーカネツ <6369>  292円  +63 円 (+27.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 トーヨーカネツ<6369>が急伸、年初来高値を更新した。同社は11日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を430億円から450億円(前期比3.4%減)へ、営業利益を13億円から24億6000万円(同18.7%減)へ、純利益を11億円から30億1000万円(同57.8%増)へ上方修正、期末一括配当を5円から10円(前期5円)を引き上げており、これを好感した。物流システム事業の好調や本社移転に伴う現本社譲渡による特別利益が寄与している。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は売上高198億2800万円(前年同期比14.9%減)、営業利益20億9200万円(同2.4倍)、純利益15億2200万円(同2.8倍)だった。同時に自社株取得枠の設定も発表している。上限を1000万株(発行済み株数の9.7%)、または23億円としており、取得期間は16年11月14日から17年3月23日まで。

■LINK&M <2170>  344円  +37 円 (+12.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 11日に決算を発表。「今期経常を10%上方修正・2期ぶり最高益更新へ」が好感された。リンクアンドモチベーション <2170> が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比7.9倍の13.9億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の16億円→17.6億円(前期は7.6億円)に10.0%上方修正し、増益率が2.1倍→2.3倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒LINK&Mの詳しい業績推移表を見る

■東京精密 <7729>  3,015円  +297 円 (+10.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 東京精密<7729>が反発、年初来高値を更新した。同社は11日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を690億円から725億円(前期比3.2%増)へ、営業利益を115億円から130億円(同1.7%減)へ、純利益を84億円から94億円(同3.1%減)へ上方修正、これを好感した。半導体製造装置部門では、中国メーカーのスマートフォンの予想を上回る販売増や高機能化に加え、ハイエンドスマートフォンの新機種が投入されたことにも牽引され好調に推移している。あわせて発表した第2四半期累計(4~9月)の連結決算は売上高371億9000万円(前年同期比2.1%減)、営業利益65億8800万円(同13.8%減)、純利益46億6800万円(同14.6%減)だった。

■ほくほくFG <8377>  1,702円  +146 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 11日に決算を発表。「今期経常を13%上方修正」が好感された。ほくほくフィナンシャルグループ <8377> が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.3%減の237億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の350億円→395億円(前期は464億円)に12.9%上方修正し、減益率が24.6%減→14.9%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒ほくほくFGの詳しい業績推移表を見る

■シチズン時計 <7762>  645円  +53 円 (+9.0%)  11:30現在
 11日、シチズン時計 <7762> が発行済み株式数の3.03%にあたる1000万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は11月30日。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比47.1%減の83億円で着地したが売り材料視されなかった。

■アルバック <6728>  3,360円  +275 円 (+8.9%)  11:30現在
 11日、アルバック <6728> が決算を発表。17年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益が前年同期比26.9%増の61.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。テレビ向け大型液晶ディスプレー製造装置や有機EL製造装置の販売が伸びた主力の真空機器事業が収益を牽引した。上期計画の105億円に対する進捗率は58.6%に達し、5年平均の36.1%も上回った。これを受けて、上期業績の上振れを期待する買いが向かった。

■飯田GHD <3291>  2,118円  +166 円 (+8.5%)  11:30現在
 飯田グループホールディングス<3291>が反発。同社は11日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上収益を1兆2429億円から1兆2500億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を1005億円から1133億円(同19.7%増)へ、純利益を660億円から752億円(同15.8%増)へ上方修正。期末配当を23円から30円(前年同期23円)へ引き上げ、第2四半期末の23円(同19円)と合わせて年間配当を53円とし、これを好感した。前期に引き続き仕入れの厳選や在庫回転率の改善を推し進め、品質基準統一による性能面の向上に取り組んでいる。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は売上収益5869億6900万円(前年同期比7.1%増)、営業利益592億3700万円(同33.1%増)、純利益391億200万円(同40.0%増)だった。

■ASB機械 <6284>  2,056円  +158 円 (+8.3%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「今期経常は21%増で3期ぶり最高益更新へ」が好感された。日精エー・エス・ビー機械 <6284> が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。16年9月期の連結経常利益は前の期比3.1%減の41.2億円になったが、17年9月期は前期比21.3%増の50億円に拡大を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収になる。
  ⇒⇒ASB機械の詳しい業績推移表を見る

■長谷川香料 <4958>  2,000円  +138 円 (+7.4%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は13%増益、前期配当を2円増額・今期も32円継続へ」が好感された。長谷川香料 <4958> が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。16年9月期の連結経常利益は前の期比6.4%増の51.6億円になり、従来予想の46.4億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。17年9月期も前期比12.9%増の58.3億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を30円→32円(前の期は30円)に増額し、今期も32円を継続する方針とした。
  ⇒⇒長谷川香料の詳しい業績推移表を見る

■平田機工 <6258>  7,120円  +470 円 (+7.1%)  11:30現在
 11日、平田機工 <6258> [JQ]が17年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→45億円に28.6%上方修正。増益率が23.9%増→59.3%増に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。有機EL関連の生産設備、北米向け自動車のパワートレイン関連設備の受注が好調で、売上が計画を16.7%も上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の30円→60円(前期は30円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■七十七銀行 <8341>  518円  +34 円 (+7.0%)  11:30現在
 11日に発表した「1.6%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の1.6%にあたる600万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月14日から17年1月31日まで。

■フェローテック <6890>  1,242円  +79 円 (+6.8%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「今期経常を12%上方修正」が好感された。フェローテック <6890> [JQ] が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11.6%増の21億円に伸び、従来の7.8%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の42億円→47億円(前期は38.2億円)に11.9%上方修正し、増益率が9.9%増→23.0%増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の30億円→29億円(前期は21.6億円)に3.3%下方修正し、増益率が38.8%増→34.1%増に縮小する見通しとなった。
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■朝日インテック <7747>  4,535円  +280 円 (+6.6%)  11:30現在
 11日、朝日インテック <7747> [東証2]が富士機械製造 <6134> と資本業務提携することで合意したと発表したことが買い材料視された。業務面では、カテーテル治療分野の次世代医療機器を共同開発する。資本面では17年3月末までに富士機械製造が5億円を目安に同社株を取得する。

■日本郵船 <9101>  204円  +12 円 (+6.3%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み高に買われ、業種別値上がり率で33業種中トップとなっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が、中国景気減速への懸念が後退していることなどを背景に戻り足急となっている。前週末11日時点で71ポイント高と急伸、7連騰でフシ目の1000大台をついに回復した。1000回復は昨年8月以来約1年3カ月ぶりということもあって、株式市場にもインパクトを与えている。(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

■太平電業 <1968>  1,062円  +57 円 (+5.7%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は92%増益」が好感された。太平電業 <1968> が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比1.3%減の31.5億円となり、通期計画の56億円に対する進捗率は56.3%に達し、5年平均の41.7%も上回った。
  ⇒⇒太平電業の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 イグニス <3689>  5,490円  +700 円 (+14.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 大日本木材防腐 <7907>  450円  - 円 (-) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 グローバルウェイ <3936>  5,290円  -1,000 円 (-15.9%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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