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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):パイオニア、関西ペ、楽天

パイオニア <日足> 「株探」多機能チャートより
■メニコン <7780>  2,711円  -299 円 (-9.9%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 10日に決算を発表。「上期経常が12%減益で着地・7-9月期も30%減益」が嫌気された。メニコン <7780> が11月10日大引け後(15:20)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比12.3%減の20.3億円に減り、通期計画の34.2億円に対する進捗率は前年同期の71.6%を下回る59.3%にとどまった。
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■富士ソフト <9749>  2,517円  -266 円 (-9.6%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 10日に決算を発表。「7-9月期(3Q)経常は14%減益」が嫌気された。富士ソフト <9749> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5%減の64.8億円となり、通期計画の87億円に対する進捗率は74.6%となり、前年同期の73.2%とほぼ同水準だった。
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■富士機械製造 <6134>  1,208円  -121 円 (-9.1%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 10日に決算を発表。「今期経常を20%下方修正」が嫌気された。富士機械製造 <6134> が11月10日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.6%減の46.7億円に落ち込み、従来予想の59億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の103億円→82億円(前期は119億円)に20.4%下方修正し、減益率が14.1%減→31.6%減に拡大する見通しとなった。
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■パイオニア <6773>  228円  -21 円 (-8.4%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 10日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は60%減益」が嫌気された。パイオニア <6773> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の28.2億円に急拡大し、従来の28.8%減益予想から一転して増益で着地。
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■関西ペイント <4613>  2,078円  -164 円 (-7.3%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常は一転4%減益で下振れ着地」が嫌気された。関西ペイント <4613> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.3%減の188億円に減り、従来の1.6%増益予想から一転して減益で着地。
  ⇒⇒関西ペイントの詳しい業績推移表を見る

■楽天 <4755>  1,130円  -67.5 円 (-5.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)税引き前が11%減益で着地・7-9月期も6%減益」が嫌気された。楽天 <4755> が11月10日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比10.6%減の722億円に減った。
  ⇒⇒楽天の詳しい業績推移表を見る

■SRAホールディングス <3817>  2,175円  -126 円 (-5.5%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常は一転12%減益で下振れ着地」が嫌気された。SRAホールディングス <3817> が11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11.6%減の14.7億円に減り、従来の9.8%増益予想から一転して減益で着地。
  ⇒⇒SRAホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■ニトリホールディングス <9843>  11,570円  -660 円 (-5.4%)  本日終値
 JPモルガン証券が10日、小売り株投資クォータリー16年秋冬号をリリースした。これによると同証券では、個人消費は底堅いが、改善も期待薄であると指摘。なかで、主要衣料専門店やドラッグストア(DGS)では、原価低減の企業努力や価格競争緩和などで業績は概ね順調である一方、主要コンビニエンスストア(CVS)企業の足もと業績は鈍化傾向にあると判断している。また、今後の注目銘柄としては、米大統領選の結果を受けて、不透明感が継続すると考える場合は、よりディフェンシブなDGSやCVS、ニトリホールディングス<9843>などで、一方、早期平常化を想定するとファーストリテイリング<9983>などが注目銘柄になるとしている。また、外部要因を中立とした場合、今冬期を想定したトップピックは、ファーストリテで、より中長期のコア推奨としてはニトリ、良品計画<7453>、ツルハホールディングス<3391>、クスリのアオキ<3398>など。さらに、低バリュエーション・低期待値、業績サプライズ候補企業としてヤマダ電機<9831>に注目しているという。その一方で、下値余地があると想定するのはユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、イオン<8267>、しまむら<8227>としている。

■戸田建設 <1860>  538円  -24 円 (-4.3%)  本日終値
 戸田建設<1860>が後場に入り急落している。前引け後に17年3月期の連結業績予想の修正を発表しており、営業利益を185億円から200億円(前期比7.5%減)へ、純利益を173億円から190億円(同5.2%減)へ上方修正したが、営業利益で215億円前後を見込んでいた市場予想を下回ったことから失望売りが出ているようだ。上方修正は、足もとで完成工事高が減少していることから、売上高は4450億円から4300億円(同12.7%減)へ下方修正したが、採算重視の受注徹底などで完成工事総利益率が向上していることが寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2041億7600万円(前年同期比6.6%減)、営業利益121億3700万円(同10.4%増)、最終利益114億5600万円(同1.1%増)だった。また、業績予想の修正に伴い、従来10円を予定していた期末一括配当を12円に引き上げるとあわせて発表したが、市場の反応は限定的のようだ。

■川本産業 <3604>  299円  +80 円 (+36.5%) ストップ高   本日終値
 10日、川本産業 <3604> [東証2]に対してエア・ウォーター <4088> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を43.4%上回る1株314円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は11月11日~12月16日まで。併せてエアウォータを引き受け先とする117万3100株の第三者割当増資を実施する。なお、同社はTOB終了後も上場は維持する。

●ストップ高銘柄
 神戸発動機 <6016>  98円  +30 円 (+44.1%) ストップ高   本日終値
 アストマックス <7162>  367円  +80 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値
 メドピア <6095>  540円  +80 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 メンバーズ <2130>  1,076円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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