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【市況】11日の株式相場見通し=NYダウ最高値更新と円安進行を好感し買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 11日の東京株式市場は、前日の米株式市場で、ダウ平均株価が大幅高で4日続伸となり、8月15日以来約3カ月ぶりに過去最高値を更新したことを好感し、買い先行の展開となりそうだ。

 また、外国為替市場で1ドル=106円台後半へと、引き続き円安・ドル高が進行していることから、これも買い材料視されそうだ。ただ、週末のポジション調整に加え、前日急反発した反動もあり、買い一巡後は利益確定の売りで上値の重い推移となることも予想される。11日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=106円80銭台と、前日に比べて大幅に円安・ドル高が進行している。

 10日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比218.19ドル高の1万8807.88ドルと4日続伸し、8月15日以来約3カ月ぶりに過去最高値を更新した。ドナルド・トランプ次期大統領が、減税や大規模なインフラ投資を表明していることから、先行きの景気拡大期待も加わって、金融関連株やインフラ投資関連の銘柄を中心に買いが優勢となり、ダウ平均株価は一時、前日比280ドルを超える上昇となる場面もあった、ナスダック総合株価指数は、前日比42.276ポイント安の5208.796と4日ぶりに反落した。

 日程面では、10月の企業物価指数、9月第3次活動指数に注目。海外では、EU外相理事会、中国「独身の日」・ネット通販での大規模セール、米国はベテランズデーの祝、米11月の消費者態度指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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