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【通貨】外為サマリー:1ドル105円台での一進一退、米金利上昇観測で底堅く推移

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=105円30銭前後と前日午後5時時点に比べ1円90銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=115円21銭前後と30銭強のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は午前9時過ぎに105円95銭をつけた後はやや軟化。午前11時過ぎに104円96銭まで値を下げる場面があったが、105円割れの水準には値ごろ感からの買いが流入し、その後午後2時過ぎに105円69銭まで値を戻す場面があった。

 米国の新大統領に共和党のトランプ氏が就任することが決まったことを受け、大規模減税による景気拡大期待に財政赤字悪化懸念も加わり米長期金利は一時、1月以来となる2.09%に上昇。米長期金利の上昇は日米金利差の拡大につながるとの期待からドル買いが流入している。今後の焦点は12月の米利上げの有無やトランプ新政権の顔ぶれなどだが、利上げ観測は依然強いなか、ドル円は底堅い値動きが続くとの見方が出ている。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0942ドル前後と前日に比べ 0.0170ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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