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2016年11月10日14時01分

【経済】中国:楼財政部長を更迭、背景に「習・李権力闘争」か


中国当局はこのほど、世界的に知名度が高かった楼継偉・財政部部長の更迭を発表した。後任には、財政部幹部の肖捷氏が就任する。突然の人事異動に対し、「習近平国家主席と李克強首相の権力闘争が背景にある」との見方も出ている。英メディアが7日伝えた。
報道によると、楼氏は改革派の一人で、歯に衣を着せぬ物言いで知られる人物という。中国経済の先行き不透明感が増す中、楼氏の突然の更迭が悪影響をもたらすと懸念する声も浮上している。
香港を拠点とする市場研究機関、シルクロード・リサーチのモットワニ氏は「楼氏の更迭で中国経済の不確実性が増した」と指摘。「中国という透明性に欠ける経済にとって、何も良いことはない。楼氏は世界の投資界で最も知られた人物であり、尊敬されていた。彼の更迭は損失だ」と話している。
一方、後任の肖氏は財政部の税務畑で29年間勤務した経歴を持つ。IHSグローバル・インサイトのジャクソン研究員は、「中国は2018年、全国規模で不動産税制を導入する見通しだ。肖氏の税務畑での経験が役に立つ」と分析している。
中国政府は現在、輸出や投資への依存度を減らし、内需主導の経済成長モデルへと転換を図っているが、順調には進んでいない。今年1~9月のGDP成長率は6.7%と、25年ぶりの低水準だった。当面は、製造業など従来型の産業に頼らざるを得ない状況だ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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