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【市況】東京株式(前引け)=急落、トランプ氏優勢観測でリスク回避の売り集中

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前日比382円48銭安の1万6788円90銭と急落。前場の東証1部の売買高概算は15億3398万株、売買代金概算は1兆5242億5000万円。値上がり銘柄数は105、対して値下がり銘柄数は1847、変わらずは32銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、波乱展開となった。朝方はやや買い優勢で始まったものの、その後は上下に大きく振れる展開となり、午前11時前後から為替の急激な円高と歩調を合わせ日経平均は一気に崩れる展開に。注目の米大統領選は民主党のクリントン候補が優位とみられていたが、開票が進むにつれ共和党トランプ候補が形勢逆転しリスクオフの売りが集中した。日経平均は一時500円を超える下げをみせたが、前引けは短期筋の買い戻しが入り若干下げ渋った。

 個別ではトヨタ自動車<7203>、富士重工業<7270>など自動車株が軒並み安。任天堂<7974>、ソニー<6758>も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。アルテック<9972>が大幅安、ニコン<7731>、クボタ<6326>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も大きく値を下げた。半面、KNT-CTホールディングス<9726>が大幅高。石川製作所<6208>、東京計器<7721>が急伸、東芝機械<6104>、安藤ハザマ<1719>も高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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