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【通貨】今日の為替市場ポイント:クリントン候補勝利予想でドル買い先行の可能性

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

8日のドル・円相場は、東京市場では104円59銭から104円30銭まで下落。欧米市場でドルは105円19銭まで買われており、105円18銭で取引を終えた。


本日9日のドル・円は、主に105円台で推移か。米大統領選の結果を見極める展開となる。早ければ日本時間正午頃に大勢判明の可能性がある。民主党のクリントン候補勝利との見方は変わっていないことから、アジア市場ではリスク選好的なドル買いが先行する見込み。ただし、105円台後半には顧客筋や短期筋などのドル売り注文が残されており、ドルは105円50銭近辺で上げ渋る可能性がある。


8日に投票が行われた米大統領選挙は、日本時間9日午後3時までにすべての地域で投票が締め切られる。米東部時間午後9時(日本時間午前11時)にはニューヨーク州などで投票締め切り(432人の選挙人)、午後11時(日本時間午後1時)までに535人の選挙人の投票が終了する。


市場関係者の間では、早ければ日本時間午後1時頃にクリントン候補が勝利宣言を行うのではないか?との見方が出ているが、大統領選は接戦になるとの声が聞かれており、アジア市場における主要通貨の為替取引は選挙速報に左右される可能性がある。

《WA》

 提供:フィスコ

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