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【材料】全国保証---第2四半期累計決算は増収増益で着地、期初の上期計画値に対して上振れ。

全国保証 <日足> 「株探」多機能チャートより

全国保証<7164>は11月4日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。営業収益が前年同期比14.0%増の143.11億円、営業利益が同4.4%増の103.52億円、経常利益が同5.5%増の108.73億円、四半期純利益が同3.1%増の70.49億円で着地した。期初公表値に対しては、営業収益で9.81億円、営業利益で15.32億円、経常利益で15.63億円、四半期純利益で6.69億円それぞれ上振れた。

住宅市場が持ち直す中、新規提携先が順調に拡大。第2四半期累計期間に新たに銀行3行、信用金庫2金庫、JA6組合、労働金庫1金庫の合計12機関と契約を締結し、提携金融機関数は734機関に増えた。新規提携先の開拓や既存提携先との取引拡大などで、9月末の保証債務残高は今年3月末比4393億円増の10兆4394億円と着実に増加。代位弁済の発生が低位で推移したことなどを主因に与信関連費用が計画比4.9億円減の11.3億円と想定よりも少なくなり、期初公表値を上回る増益を確保した。

2017年3月期通期は営業収益が前期比5.8%増の337.80億円、営業利益が同3.5%減の242.40億円、経常利益が同4.4%減の251.40億円、当期純利益が同0.5%増の172.90億円を計画。下期も引き続き既存提携先との取引深耕や未提携金融機関との新規提携推進、業務効率化などを推進し、通期計画の達成を目指す。

《TN》

 提供:フィスコ

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