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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 16,900円~17,200円。

 米ダウ平均は、注目の雇用統計で労働環境の底堅さが確認されながらも、私用メール問題で大統領選挙の行方が不透明となっていることが引き続き足枷となり、指数は続落して取引を終了。その影響でシカゴ日経先物も、大証の終値に比べ35円安と小幅下落で取引を終えているが、今朝のニュースでヒラリー・クリントン前国務長官のメール問題について、FBIが訴追を求めないことを議会に伝えたと報道が流れ、為替市場ではドルが反発していることから、この動きを好感し東京市場の朝方は買い優勢により、17,000円の大台近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、ドル上昇を手掛かりに輸出関連セクターには買戻しの動きが見られる公算で、また、金融セクターも大幅調整による自律反発が想定されることから、指数は3日振りの上昇が期待される。

 ただ、大統領選挙を明日に控え、機関投資家などは結果を見極めるまで新たなポジション構築は難しいだけに、買い注文はシュートカバーの範囲内に留まることが予想され、17,000円超えるレベルでの上値はやや重い値動きも推測される。

 テクニカル的には、75日移動平均線(16,779円)をサポートラインとしながら、25日移動平均線(17,029円)をめぐる攻防となりそうで、同移動平均線を上抜くようあれば、大台回復から一目均衡表の転換線(17,137円)までの戻りも視野に入りそうだ。
新興市場のジャスダック平均は、金曜日の取引で下値を支えた25日移動平均線(1,564ポイント)が、本日の取引でもサポートラインとして意識されそうで、上値は1週間の平均値である5日移動平均線(2,595ポイント)が抵抗線となり、マザーズ指数は、一目均衡表の転換線(908ポイント)が目先の上値メドとなるだろう。

 本日の予想レンジ 16,900円~17,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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