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【通貨】来週の為替相場見通し=米大統領選の結果次第の展開に

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、米大統領選の結果次第の展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=99円80~105円50銭。

 この週は、米大統領選で共和党トランプ候補の支持率が上昇し、民主党のクリントン候補を急追しているとの見方から、市場には「トランプリスク」が再燃。リスクオフ姿勢が高まるなか、一時102円半ばまでドル安・円高が進行した。今晩の米10月雇用統計でややレンジは変わる可能性があるが、最大の焦点である米大統領選でトランプ氏が勝利した場合、相場は大きな波乱に見舞われる可能性がある。現状ではわずかな差ながらヒラリー氏が優勢とみられるが、メール問題を抱えており、同氏が当選しても、リスクオン姿勢によるドル高・円安は限定的とみられる。一方、トランプ氏勝利の場合はリスクオフからの一段の円高が予想される。場合によっては100円ラインの攻防も予想されるが、売り一巡後はトランプ氏の減税策などによる景気刺激策への期待からドル高・円安に振れることも予想される。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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