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【通貨】東京為替:ドル下げ渋りも、トランプ・リスクになお警戒

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

4日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。日本株の下げ幅縮小で押し目買いが観測されるが、米大統領選への不透明感による警戒は継続しているもよう。

ドル・円は、米大統領選への懸念から日経平均株価の300円超下落を手がかりに、一時102円83銭まで下落。ただ、民主党のクリントン候補の支持率が共和党のトランプ候補をやや上回る支持率調査もあり、過度のリスク回避の円買いは後退しているようだ。

ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、目先も日本株の押し目買いが続けばドルは103円前半を維持するだろう。とはいえ、米大統領選を警戒した動きは続く見通しで、ドルは戻りも鈍いだろう。今晩の米10月雇用統計発表を控えていることもあり、午後は動意の薄い展開となりそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは102円83銭から103円20銭、ユーロ・円は114円21銭から114円54銭、ユーロ・ドルは1.1096ドルから1.1104ドルで推移した。

【要人発言】

・メキシコ中銀総裁
「(米大統領選で)不都合な状況が現実化すれば、一定の方法で対応すると予想」


【経済指標】
・豪・9月小売売上高:前月比+0.6%(予想:+0.4%、8月:+0.4%)

《MK》

 提供:フィスコ

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