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【市況】東京株式(前引け)=リスク回避の売りで続落もやや下げ渋る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 4日前引けの日経平均株価は前日比245円90銭安の1万6888円78銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億2557万株、売買代金概算は1兆1488億9000万円。値上がり銘柄数は277、対して値下がり銘柄数は1640、変わらずは69銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株安や円高、原油安の影響からリスク回避ムードが強まり大幅続落となった。8日に行われる米大統領選で勝利濃厚とみられていた民主党候補のクリントン氏がメール問題の再燃を受け支持率が低下、共和党候補のトランプ氏が猛追する格好となっており、これが世界的なリスクオフの流れにつながっている。日経平均は寄り付きで1万7000円台を割り込み、一時300円を大きく上回る下げをみせた。一部機関投資家などの大口の売りが観測されている。ただ、売り一巡後は円高一服となる為替動向を横目に下げ渋っている。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が大幅安、任天堂<7974>の下げも目立つ。ソニー<6758>も軟調。アルテック<9972>が急落したほか、カシオ計算機<6952>、ミネベア<6479>、マツダ<7261>なども大幅下落した。半面、セガサミーホールディングス<6460>が上昇、ローム<6963>も堅調。ルネサスエレクトロニクス<6723>が値を飛ばし、東海カーボン<5301>、ケーズホールディングス<8282>なども買われた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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