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【通貨】今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表を控えて主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

3日のドル・円相場は、東京市場では103円44銭から102円55銭まで下落。欧米市場でドルは一時103円32銭まで反発し、102円96銭で取引を終えた。

本日4日のドル・円は、103円前後で推移か。米大統領選への不透明感は払拭されていないことや日本時間夜に10月米雇用統計の発表が予定されており、積極的な為替取引を控える投資家は多いとみられる。具体的な売買材料が提供されない場合、ドル・円の取引は動意薄の状態が続く見込み。

日本時間4日午後9時30分に発表される10月雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+17.5万人、失業率は4.9%と予想されている。9月の非農業部門雇用者数は前月比+15.6万人だったが、市場関係者の一部は9月実績の上方修正を予想している。

ただし、米大統領選が来週8日に迫っており、トランプ氏とクリントン氏の支持率は主要メディアが報じるよりも拮抗しているとの見方があることから、10月の米雇用統計に対する市場の関心はやや低下している。雇用統計を軽視することはできないが、雇用統計が予想と大きく異なる内容でなければ、市場反応は通常との比較で小さくなるとの見方が多いようだ。

《WA》

 提供:フィスコ

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