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【市況】明後日の株式相場見通し=リスク回避ムードで買い手控え、25日線巡る攻防が焦点

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あさって(4日)の東京株式市場は、日本時間4日夜の米10月の雇用統計発表を目前にして買い手控え姿勢が強まりそうだ。きょう日経平均株価が前日比307円安と、8月3日の308円安以来約3カ月ぶりの300円を超える急落となったことで、目先的な過熱感はやや解消されるものの、心理的なリスク回避ムードが継続することから売り優勢の推移となりそうだ。

 市場関係者からは「NYダウ平均株価は、9月以降1万8000ドルから1万8400ドルレンジでのボックス相場で推移していたのに比べ、日経平均株価は10月に入ってほぼ一本調子の上昇となっていただけに、調整が欲しい場面だった。25日移動平均線が1万7003円(2日)にあり、当面はこの水準の攻防が焦点となりそうだ」との見方が出ていた。

 2日の東京株式市場は大幅安となった。米大統領選でトランプ氏の存在感が再び高まったことが、相場全般に不透明感を与えている。日経平均株価終値は、前日比307円72銭安の1万7134円68銭と急反落した。

 日程面では、海外で米10月の雇用統計、米9月の貿易収支、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」発効が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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