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【市況】11月1日の日本国債市場概況:日銀金融政策は現状維持、債券先物はやや下げ渋る


<円債市場>
長期国債先物2016年12月限
寄付151円72銭 高値151円77銭 安値151円66銭 引け151円71銭
売買高総計15575枚

2年 370回 -0.250%
5年 129回 -0.210%
10年343回 -0.055%
20年158回 0.380%

債券先物は151円72銭で取引を開始し、151円66銭から151円77銭で推移し、
151円71銭で引けた。日本銀行は11月1日に開いた金融政策決定会合(2日目)
で当座預金における政策金利を現行の-0.1%に据え置くことを7対2の賛成多数
で決定した。また、10年国債金利(利回り水準)の操作目標を0%程度に維持
することも決定された。金融政策の現状維持は予想通り。

日銀は2%物価目標の達成時期を従来の2017年度中から2018年度に先送りした
ことから、現行の金融緩和策は長期化するとの見方が広がっている。長期国債
金利(利回り水準)を0%程度で推移するよう長期国債の買い入れを行うが、
買い入れのペースはおおむね現状程度(国債保有残高が年間80兆円規模で増加
する)になるとみられる。

<米国債概況>
2年債は0.85%、10年債は1.85%、30年債は2.61%近辺で推移。
債券利回りは若干上昇。(気配値)

<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は0.18%、英国債は1.24%、オーストラリア10年債は2.38%、
NZ10年債は2.70%で推移。(気配値)


[本日の主要政治・経済イベント]
・17:15 スイス・9月小売売上高(前年比予想:-2.2%、8月:-3.0%)
・18:30 英・10月製造業PMI(予想:54.5、9月:55.4)
・21:30 カナダ・8月GDP(前月比予想:+0.2%、7月:+0.5%)
・23:00 米・10月ISM製造業景況指数(予想:51.7、9月:51.5)
・23:00 米・9月建設支出(前月比予想:+0.5%、8月:-0.7%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、2日まで)


(海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間)

《MK》

 提供:フィスコ

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