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【材料】早稲田アカデミー---第2四半期累計決算は利益が計画比で上振れ着地、通期の利益計画を引き上げ

早稲アカ <日足> 「株探」多機能チャートより

早稲田アカデミー<4718>は10月28日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。売上高が前年同期比2.1%増の100.90億円、営業利益が同7.9%減の4.68億円、経常利益が同7.0%減の4.69億円、四半期純利益が同3.4%増の2.96億円となった。なお、期初計画に対しては売上高が1.14億円下振れたものの、営業利益が2.48億円、経常利益が2.49億円、四半期純利益が1.76億円それぞれ上回る着地となった。

主力の教育関連事業で収益の基礎となる期中平均塾生数が順調に増加。ただ、計画比では若干の未達となったため、売上高の計画比下振れにつながった。費用面では、業務効率の改善や人材の有効活用、教材開発時期の変更、経費削減などの施策が奏功。営業費用が想定よりも抑制され、利益は計画比で大幅に上回る結果となった。

第2四半期までの業績を受けて同社は10月20日に2017年3月期通期の業績予想を修正。売上高を期初公表値の210.12億円→207.49億円(前期比2.8%増)に引き下げた一方、営業利益を9.59億円→10.70億円(同5.0%増)、経常利益を9.56億円→10.72億円(同5.4%増)、当期純利益を5.87億円→6.68億円(同14.5%増)にそれぞれ引き上げた。2018年3月期についても塾生数の増加や合格実績の伸長などを背景に増収増益の期待が持てる状況にある。

《HK》

 提供:フィスコ

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