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【市況】1日の株式相場見通し=日経平均株価は小動き、日銀会合の結果を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合の内容が明らかになるものの、市場参加者の多くは「現状維持」との見方を強めており、追加緩和期待が少ないことから相場への影響は軽微とみられる。日経平均株価は小動きが予想される。1日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=104円80銭台での推移となっている。

 10月31日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比18.77ドル安の1万8142.42ドルと3日続落した。11月1~2日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるなど、重要イベントを目前に様子見ムードが強まり売買が手控えられるなか、NY原油先物市場の指標油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の価格が、石油輸出国機構(OPEC)主導による減産協議の不透明感から続落したことで、石油株中心に資源関連の銘柄に安いものが目立った。ナスダック総合株価指数は、前週末比0.969ポイント安の5189.135と5日続落した。

 日程面では、主に女性向けの衣料品および服飾雑貨の企画、および販売を行う製造小売業のバロックジャパンリミテッド<3548>が東証1部へ、造園緑化工事の設計・施工・メンテナンスなどを手掛ける岐阜造園<1438.M>が名証2部へそれぞれ新規上昇する。

 このほかに、黒田日銀総裁会見、10月の日銀展望リポート、10月の新車販売台数、10月の大手百貨店5社売上高速報に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC・2日まで)、10月のISM製造業景況指数、中国10月のPMI製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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