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2016年11月01日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

特殊陶 <日足> 「株探」多機能チャートより

■日本特殊陶業 <5334>  2,076円 (+107円、+5.4%)

 日本特殊陶業 <5334> が後場急伸。31日午後2時ごろ、17年3月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を3698億円から3508億円(前期比8.5%減)へ下方修正した一方、営業利益を425億円から471億円(同28.9%減)へ上方修正したことが好感された。自動車関連事業で、予想以上に欧州、中国、東南アジアで売り上げが伸長していることに加え、円高対策による経費削減、投資の見直しなどが寄与するためとしている。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は売上高1803億1000万円(前年同期比6.1%減)、営業利益265億3000万円(同21.8%減)だった。

■森永乳業 <2264>  846円 (+43円、+5.4%)

 28日、森永乳業 <2264> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の170億円→210億円に23.5%上方修正。増益率が13.6%増→40.4%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。ヨーグルトやアイスクリームで単価の高い商品の販売が伸びることが寄与。原材料コストが想定を下回ることも利益上振れに貢献する。

■ジェイエイシ <2124>  1,362円 (+67円、+5.2%)

 28日、ジェイエイシーリクルートメント <2124> が16年12月期の連結経常利益を従来予想の40.5億円→47.2億円に16.5%上方修正。増益率が15.0%増→34.0%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。旺盛な求人需要が続く中、専門性の高い人材紹介が伸び、単価が上昇することが寄与。販管費が想定を下回ることも利益押し上げ要因となる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は19円)に増額修正した。28日終値ベースの期末配当利回りは2.32%に上昇し、配当取りを狙う買いも向かった。

■アマノ <6436>  1,955円 (+96円、+5.2%)

 28日、アマノ <6436> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる53万7900株(金額で10億円)を上限に、31日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は28日終値の1859円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比5.0%増の52.3億円に伸びたことも支援材料。

■PALTAC <8283>  2,578円 (+126円、+5.1%)

 28日、PALTAC <8283> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比26.8%増の119億円に伸び、従来予想の102億円を上回って着地したことが買い材料視された。日用品や化粧品などで季節商品の販売が好調だったことが寄与した。物流作業の工程見直しによる生産性向上なども利益を押し上げた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の195億円→210億円に7.7%上方修正し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、今期の年間配当を従来計画の54円→56円(前期は50円)に増額修正したことも支援材料となった。

■日立製作所 <6501>  559.2円 (+27円、+5.1%)

 日立製作所 <6501> が逆行高。市場でも注目されていた同社の上期決算は28日取引終了後に発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算は、売上高に相当する売上収益は4兆3537億7400万円(前年同期比9.4%減)、営業利益は2328億4000万円(同15.0%減)だった。円高デメリットが利益を押し下げたほか、事業再編にともなう構造改革コストが影響した。なお、最終利益は税負担軽減効果などが反映され1135億円(同16.3%増)と2ケタ増益だった。足もとの業績悪は株価に織り込まれており、従来予想の通期営業利益予想5400億円(同14.9%減)も据え置きとしたことで買い安心感が出たほか、空売りの買い戻しを誘発した。

■東京エレクトロン <8035>  9,488円 (+434円、+4.8%)

 28日、東京エレクトロン <8035> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の1240億円→1420億円に14.5%上方修正。増益率が3.9%増→18.9%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。3次元NANDフラッシュメモリーの需要拡大を追い風に、主力の半導体製造装置の販売が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の89円→128円(前年同期は125円)、期末配当も171円→177円(前年同期は112円)にそれぞれ増額修正したことも支援材料となった。

■関西電力 <9503>  1,004.5円 (+44.3円、+4.6%)

 28日、関西電力 <9503> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結最終利益が前年同期比6.1%増の1193億円に伸びて着地したことが買い材料視された。販売電力量の減少や燃料費調整単価の低下などにより電力収入は減少したものの、水力発電用の渇水準備金29億円を取り崩し、最終増益を確保した。

■イーエムシステムズ <4820>  1,742円 (+64円、+3.8%)

 イーエムシステムズ <4820> は年初来高値を更新。同社は28日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4-9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を65億1800万円から65億2200万円(前年同期比4.4%増)へ、営業利益を8億2600万円から11億4800万円(同67.6%増)へ、純利益を7億2600万円から9億5700万円(同18.9%増)へ上方修正した。調剤システム事業及びその関連事業での原価や経費面での継続的なコストダウンが利益面に寄与した。

■日本M&Aセンター <2127>  3,415円 (+115円、+3.5%)

 28日、日本M&Aセンター <2127> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.9%にあたる150万株(金額で50億円)を上限に、31日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は28日終値の3300円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比53.6%増の56.3億円に拡大したことも支援材料。

■大和証券グループ本社 <8601>  627.7円 (+18.7円、+3.1%)

 28日、大和証券グループ本社 <8601> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.77%にあたる3000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は10月31日から17年1月25日まで。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比33.3%減の657億円で着地したが売り材料視されなかった。

■スタートトゥデイ <3092>  1,844円 (+44円、+2.4%)

 スタートトゥデイ <3092> が大幅反発、上場来高値を更新した。28日、同社は17年3月期上期(4-9月)の決算を発表。連結経常利益が前年同期比49.2%増の106億円に拡大して着地したことが買い材料視された。通販サイト「ZOZOTOWN」への出店企業増加による利用者拡大で手数料収入が伸びたことが寄与。収益性の高い古着販売の伸長も大幅増益に貢献した。

■信越化学工業 <4063>  7,971円 (+190円、+2.4%)

 信越化学工業 <4063> が続伸。同社が28日発表した17年3月期第2四半期(4-9月)決算は、連結営業利益が前年同期比11%増の1220億3400万円と好調だった。塩ビ樹脂や半導体ウエハーの販売が伸びた。今期配当は前期比10円増の年120円(従来予想110円)に増配することも好感された。

※31日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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