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【市況】31日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と4日続落、資金流出を警戒

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

31日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.78ポイント(0.12%)安の3100.49ポイントと4日続落した。上海A株指数も下落し、3.90ポイント(0.12%)安の3246.25ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.84ポイント(0.53%)安の342.69ポイント、深センB株指数は1.58ポイント(0.14%)安の1162.16ポイントで終了した。

マーケットからの資金流出を警戒。上海と香港の相互マーケット取引を通じ、先週24~28日の1週間だけで上海から差し引き929億人民元の資金が香港に流れたと伝えられた。本土投資家が割高なA株を敬遠している??との不安もくすぶっている。

業種別では、銀行株と証券株が総じてさえない。中国民生銀行(600016/SH)が1.2%安、招商証券(600999/SH)が1.3%安で引けた。海運株も安い。ITハイテク関連株やエネルギー株、発電株なども弱含んだ。

一方、素材関連株はしっかり。建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が1.0%上昇した。保険株や不動産株の一角、自動車株なども物色されている。

(亜州IR)

《MT》

 提供:フィスコ

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