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【通貨】東京為替:ドル・円は104円88銭付近、米12月利上げ期待は継続

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

31日午前の東京外為市場では、ドル・円は104円88銭付近。前週末のドル売り基調は続いているが、米12月利上げ期待の継続で下げは限定的となった。米大統領選候補の民主党クリントン氏が国務長官時代に私用メールを使用していた問題で、連邦捜査局(FBI)が捜査再開を表明。これを受け前週末のNY市場でドルが急落した流れを受け継ぎ、週明け東京市場でもドルは104円台で売られやすい地合いとなった。

ただ、28日に発表された強い米7-9月期国内総生産(GDP)を受け連邦準備制度理事会(FRB)による12月利上げ期待は変わらず、日経平均株価が下げ止まったことでドルの下値は堅い。104円43銭まで下げた後は値を戻す展開となった。

ランチタイムの日経平均先物は弱含みが続いているものの、下げは一服。日本株が一段安とならなければドルは引き続き底堅い展開となりそうだ。ただし、今日と明日開催の日銀金融政策決定会合では追加金融緩和は見込まれておらず、円売りが膨らまないためドルの戻りは鈍いだろう。

ここまでのドル・円の取引レンジは104円43銭から104円94銭、ユーロ・円は114円69銭から115円20銭、ユーロ・ドルは1.0969ドルから1.0992ドルで推移した。

《XH》

 提供:フィスコ

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