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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):日立、商船三井、オウチーノなど

日立 <日足> 「株探」多機能チャートより

日立<6501>:554.5円(前日比+22.3円)
大幅続伸。16年4-9月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業利益は前年同期比15%減の2328億円で着地した。7-9月の3ヶ月では同11%減の1413億円だった。為替の影響が300億円の減益要因となったが、市場コンセンサス(1200億円強)は上回った。17年3月期の通期計画については、為替前提を1ドル=110円から100円に、1ユーロ=120円から110円に変更したものの、前期比14.9%減の5400億円で据え置いている。


東エレク<8035>:9441円(前日比+387円)
大幅続伸。16年4-9月期(第2四半期累計)決算とともに、17年3月期業績予想の上方修正と増配を発表している。第2四半期累計の営業利益は前年同期比2.0%減の600億円となり、従来の会社計画(490億円)及び市場コンセンサス(580億円程度)を上回った。通期見通しについては1240億円から1400億円(前期は1167億円)へと引き上げた。中間配当は1株当たり89円から128円に、期末配当予想は171円から177円に増額している。


商船三井<9104>:269円(前日比+20円)
同社や日本郵船<9101>、川崎船<9107>など海運大手3社が急伸。3社は本日午前11時から都内で記者会見を開くと報じられたことから急動意。3社の社長が出席するようだ。3社は来春からコンテナ船を共同運航することで既に合意している。また、各社は午後に16年4-9月期決算の発表を予定していた。


日本ガイシ<5333>:1881円(前日比-283円)
大幅反落で東証1部下落率上位にランクイン。16年4-9月期(第2四半期累計)決算とともに、17年3月期業績予想の下方修正を発表している。第2四半期累計の営業利益は前年同期比17.1%減の342億円となり、従来の会社計画(330億円)及び市場コンセンサス(340億円強)とおおむね同水準だった。しかし、通期については市場で660億円程度と想定されるなか、会社計画は600億円から540億円(前期は808億円)へと引き下げられた。


遠藤製作<7841>: - 円(前日比 - )
ストップ高買い気配。17年3月期の上期及び通期業績予想を修正している。上期営業利益見通しは従来の4.05億円から7.85億円(前年同期は4.76億円)へ、通期見通しは6.20億円から10.40億円(前期は8.91億円)へと引き上げた。上期はゴルフ事業で構造改革の成果が現れ、コスト低減や効率化が進んだことに加え、為替レートが想定より円高に推移し、輸入コストの低下等があったという。


オウチーノ<6084>: - 円(前日比 - )
ストップ高買い気配。COOKPAD<2193>前社長の穐田誉輝氏らを割当先として新株式発行(101万5300株)及び自己株式の処分(10万株)を実施すると発表している。また、穐田氏は同社株式に対する公開買付けを開始した。買付価格は前週末終値を5円上回る1株当たり807円。穐田氏らの所有割合は最大66%となる。一部メディアで穐田氏が経営参画する予定はないとの同社の説明が報じられているが、思惑が広がっているようだ。

 提供:フィスコ

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