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【材料】トクヤマが続落、17年3月期営業利益予想を上方修正も材料出尽くし感で売り優勢

トクヤマ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トクヤマ<4043>が続落している。前週末28日の取引終了後、17年3月期の連結業績見通しについて、売上高を3020億円から2910億円(前期比5.2%減)へ下方修正した一方、営業利益を320億円から330億円(同43.0%増)へ、純利益を170億円から210億円(前期1005億6300万円の赤字)へ上方修正したが、株価は今月に入り高値圏で推移していただけに、目先の材料出尽くし感から利益確定の売りが優勢となっている。

 国産ナフサ価格下落に伴う石油化学製品の販売価格軟化で売上高は計画を下回るものの、今後の原燃料価格や為替の変動の見込みを考慮したことや、トクヤママレーシアの事業譲渡の業績に与える影響を精査した結果という。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1425億9300万円(前年同期比4.4%減)、営業利益180億2500万円(同2.4倍)、最終利益184億4900万円(同6.6倍)だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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