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【市況】今週の【マザーズ市場】10月24~28日『JR九州や大型株に関心、メタップスなど売り優勢』

マザーズ指数 <日足> 「株探」多機能チャートより

【3日続落、メタップスなど利益確定売り優勢、HMTやGTSは急伸】24日(月)

■概況■949.65、-3.68
24日(月)のマザーズ市場では、、朝方こそ買いが先行したものの、マザーズ指数は前引けにかけてマイナスに転じた。前週活況となっていたメタップス<6172>などを中心に利益確定の動きが広がった。明日の九州旅客鉄道<9142>上場に向けた換金売りもあったものとみられる。なお、マザーズ指数は3日続落、売買代金は概算で857.47億円。騰落数は、値上がり108銘柄、値下がり107銘柄、変わらず12銘柄となった。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのメタップスや前週上昇の目立ったJストリーム<4308>、ストライク<6196>、上場2日目のユーザベース<3966>などが軟調。時価総額上位ではミクシィ<2121>やSOSEI<4565>がさえない。また、業績予想の下方修正を発表したエンカレッジ<3682>がマザーズ下落率トップで、モブキャス<3664>やマイネット<3928>といったゲーム株も上位に顔を出した。一方、Gunosy<6047>、バーチャレクス<6193>、アトラエ<6194>、ベステラ<1433>などが上昇し、ブランジスタ<6176>やクラウドW<3900>は小高い。米国立老化研究所とのアルツハイマー病の共同研究契約を発表したHMT<6090>がストップ高まで買われ、一部証券会社の新規高評価が観測されたGTS<4584>も大幅上昇した。メディア<3815>は連日のストップ高となった。


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【4日続落、本日IPOのJR九州に物色向かう、Jストリームはストップ高】25日(火)

■概況■936.43、-13.22
25日(火)のマザーズ市場では、直近で上昇の目立った銘柄を中心に利益確定売りが強まる一方、積極的な買いは限定的で軟調な展開となった。米株高や円安といった良好な外部環境を背景に主力大型株優位の相場展開となったほか、東証1部に新規上場したJR九州<9142>に資金が向かったこともマザーズ銘柄にとって逆風だった。なお、マザーズ指数は4日続落、売買代金は概算で697.32億円。騰落数は、値上がり53銘柄、値下がり167銘柄、変わらず7銘柄となった。


◆注目銘柄◆
メタップス<6172>、SOSEI<4565>、ブランジスタ<6176>、メディア<3815>、モブキャス<3664>などマザーズ売買代金上位は全般軟調。今期業績予想の下方修正を発表したALBERT<3906>や、前日にストップ高まで買われたHMT<6090>は10%を超える大幅下落となった。一方、アカツキ<3932>、エナリス<6079>、ビジョン<9416>などが買われたものの、戻り売りに押され伸び悩む銘柄が目立った。ただ、ネット動画関連として依然関心の高いJストリーム<4308>はストップ高で本日の取引を終えた。


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【5日ぶり小幅反発、売買低調で戻りは限定的、メタップス急落】26日(水)

■概況■939.01、+2.58
26日(水)のマザーズ市場は、寄り付きこそ売りが先行したものの、前日までの下落を受けた買い戻しが優勢となった。ただ、積極的な押し目買いの動きは乏しく、マザーズ指数の戻りは限定的だった。直近で上昇が目立っていたものの、本日は利益確定売りが強まり大きく値を崩した銘柄も散見された。なお、マザーズ指数は5日ぶり小幅反発、売買代金は概算で593.82億円と約2ヶ月ぶりに600億円を割り込んだ。騰落数は、値上がり120銘柄、値下がり93銘柄、変わらず14銘柄となった。


◆注目銘柄◆
ブランジスタ<6176>、JIG?SAW<3914>、アカツキ<3932>、ユーザベース<3966>、ストライク<6196>などが上昇。モブキャス<3664>、エナリス<6079>、サイバーダイン<7779>は小幅高となった。また、業績期待などを背景にこのところ動意を見せているFスターズ<3687>、東京ベース<3415>、大泉製<6618>などがマザーズ上昇率上位に並んだ。一方、マザーズ売買代金トップのメタップス<6172>は11%安と急落。信用規制実施や一部証券会社の目標株価引き下げ観測が嫌気された。Jストリーム<4308>やメディア<3815>も10%超安となりマザーズ下落率上位に顔を出した。その他、Gunosy<6047>やアトラエ<6194>などが下落し、ミクシィ<2121>も小幅に下げた。


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【小幅反落、大型株に物色向かい商い低調、メディアはストップ高】27日(木)

■概況■936.27、-2.74
27日(木)のマザーズ市場は、引き続き売買低調となった。主力大型株で決算を手掛かりとした物色が活発となるなか、中小型株には資金が向かいづらくなっている。マザーズ指数は前週の上昇分を帳消しにし、利益確定売りが一巡した銘柄も見られるが、押し目買いの動きは限定的だった。業績期待などを背景に足元動意を見せている銘柄の一角が散発的に買われた。なお、マザーズ指数は小幅反落、売買代金は概算で577.27億円と減少が続いている。騰落数は、値上がり99銘柄、値下がり112銘柄、変わらず14銘柄となった。


◆注目銘柄◆
SOSEI<4565>、サイバーダイン<7779>、フリークアウト<6094>、ブランジスタ<6176>、モブキャス<3664>などが軟調。また、前日に決算発表したデファクト<3545>や、ネット動画関連として直近上昇の目立っていたJストリーム<4308>などがマザーズ下落率上位となった。一方、マザーズ売買代金上位のメタップス<6172>が反発したほか、リファインバス<6531>やベイカレント<6532>などが上昇。ドリコム<3793>、ミクシィ<2121>は小高い。ドリコムは決算や来週の新作ゲームリリース予定を受けて買われる場面があった。また、メディア<3815>がストップ高で本日の取引を終えており、Dスタンダード<3925>、Gunosy<6047>、ストライク<6196>の上昇も目立った。なお、本日マザーズ市場へ新規上場したアイモバイル<6535>は公募・売出し額の大きさなどから公開価格を下回る初値形成となった。


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【マザーズ指数は続落で売買代金は一段と減少、主力銘柄は総じて小動き】28日(金)

■概況■935.68、-0.59
28日(金)のマザーズ市場では、引き続き低調な売買代金とともに上値の重い展開になった。決算発表が一段と本格化する中で、決算を手掛かりとした主力大型株物色が一段と強まっており、中小型株には資金が向かいづらくなっている。週末要因に伴う換金売り圧力なども上値を抑える要因に。なお、マザーズ指数は小幅続落、売買代金は概算で558.81億円と一段と減少。騰落数は、値上がり97銘柄、値下がり110銘柄、変わらず21銘柄となった。


◆注目銘柄◆
SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>など時価総額上位銘柄は総じて動意薄。メタップス<6172>が大幅反落となったほか、ブランジスタ<6176>も軟調な動き。リファインバス<6531>やGunosy<6047>、ベイカレント<6532>は反落で、フリークアウト<6094>、モブキャス<3664>は続落。テラプロ<6627>は大幅減益決算が嫌気される。一方、好決算発表のJストリーム<4308>が急伸、ストライク<6196>も好需給を手掛かりに買われる。メディア<3815>、エナリス<6079>、チェンジ<3962>もしっかり。GNI<2160>は東光薬品工業とのヘルスケア製品分野での販売提携が材料視される。なお、前日に新規上場したアイモバイル<6535>は反発力鈍く伸び悩み。


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《WA》

 提供:フィスコ

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