【材料】フィスコアナリストが教える！「スマホの株情報アプリ」活用術（３）ROE、PER、PBRの過去履歴をチェックしよう！

株の銘柄紹介には、たいていの場合ROE、PER、PBRの値が載っていますよね。もちろんこれはこれで参考になる数値ですが、私たちアナリストは、この数字単体よりも、過去をさかのぼってこれらの値がどのような推移を見せているのかに留意することが多いのです。

過去の数値までを網羅している銘柄情報はなかなかありませんので、これは株情報アプリを使って見ていくといいと思います。とくにROEの履歴は、その企業の成長度合いや努力している姿を映すものとして、銘柄評価の分かりやすい指針になると思います。

日本では、ROE が8％を超えてはじめてその水準が株式市場で評価されている、とされていますが、その企業が8％に向けて年々近づいているのか離れているのか、すでに8%に到達している銘柄がその後どのような推移で活動を続けているのかなどを、ぜひチェックしてみてください。

私たちフィスコが提供しているアプリ「FISCOアプリ」では、いずれの数値も過去4年間の実績と来期の予想数値を掲載しています。その数値と株価の動きの履歴をリンクさせながら見ていって、銘柄の成長度合いを読み込んでいってみてください。

（村瀬智一／フィスコ情報配信部長・アナリスト）

※本稿は実業之日本社より刊行されているムック「Jマネー FISCO 株・企業報 2016年秋冬号」の記事からの抜粋（一部修正）です。

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