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2016年10月28日05時00分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

LINE <日足> 「株探」多機能チャートより

■日本航空電子工業 <6807>  1,566円 (-166円、-9.6%)

 東証1部の下落率2位。日本航空電子工業 <6807> が急落。同社は26日の取引終了後、17年3月期の連結業績を下方修正することを明らかにした。売上高は従来予想の2100億円から2070億円(前期比15.3%増)に引き下げられたほか、純利益は100億円から75億円(同40.1%減)に見直された。製品構成の変化などが響く。同社の第2四半期(4-9月)の業績は売上高が前年同期比7.5%減の898億6100万円、純利益は同75.3%減の21億300万円だった。為替の円高や新製品開発費用の増加などが減益要因となった。

■LINE <3938>  4,495円 (-300円、-6.3%)

 東証1部の下落率7位。LINE <3938> が大幅反落。26日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1-9月)連結決算は、売上高1032億3900万円(前年同期比17.2%増)、営業利益182億9400万円(同15.5倍)、最終損益53億1500万円の黒字(前年同期75億6800万円の赤字)と最終損益が黒字転換して着地したが、ゲームなどのコンテンツ部門が減収となり、成長性を不安視する見方が強まったようだ。広告収入が大幅に増加したことが業績を牽引したほか、上期に福岡の土地売却に伴う売却益を計上したことも最終損益の黒字化に貢献した。なお、17年3月期通期業績予想は、市場の変化が急激で精緻な予想を策定することが困難として、引き続き未開示としている。

■富士通ゼネラル <6755>  2,266円 (-87円、-3.7%)

 富士通ゼネラル <6755> が反落。26日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、営業利益を240億円から260億円(前期比5.5%減)へ、純利益を140億円から150億円(同14.4%減)へ上方修正したが、好業績観測から直近で上昇していただけに、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。空調機において、為替の想定レートの見直しに伴い海外売上高の円貨換算減の影響が拡大することから売上高は2900億円から2650億円(同5.7%減)へ下方修正したが、円高による海外工場からの輸入コスト減や素材市況の好転、全社的なコストダウンなどが寄与するという。なお、同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高1224億4500万円(前年同期比11.5%減)、営業利益125億9100万円(同22.4%増)、純利益57億3800万円(同14.1%減)だった。

■キヤノン <7751>  2,961.5円 (-91.5円、-3.0%)

 キヤノン <7751> が続落。26日の取引終了後、16年12月期の連結業績予想について、売上高を3兆5200億円から3兆3600億円(前期比11.6%減)へ、営業利益を2650億円から2350億円(同33.8%減)へ、純利益を1800億円から1650億円(同25.1%減)へ下方修正しており、今期3度目となる下方修正が嫌気された。想定為替レートを1ドル=100円、1ユーロ=113円に見直したことによる収益の目減りが大きいことに加えて、レーザープリンターやコンパクトデジタルカメラの不振を織り込んだとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計の連結決算は、売上高2兆4363億1400万円(前年同期比11.7%減)、営業利益1486億9800万円(同40.1%減)、最終利益1058億2000万円(同30.1%減)だった。

■JVCケンウッド <6632>  287円 (-4円、-1.4%)

 ZMP関連株が反落。JVCケンウッド <6632> やアートスパークホールディングス <3663> [東証2]、アイサンテクノロジー <4667> [JQ]といった自動運転車開発のZMP(文京区)の関連銘柄は値を下げた。26日にZMPが12月にもIPO(株式上場)するとの観測が流れ、同関連株は一斉高となったが、27日は利益確定からの売りが膨らんだ。ただ、一部には下値を拾う動きも出ており、下げ幅を縮小する動きもみせた。ZMPのIPOへの思惑は根強く、今後も折に触れ物色される可能性がある。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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